こんにちは。Mugikoです。
大人の方に学び直しの英語を教えています。
今日は、「英語を勉強する」
ではなく、「英語で勉強する」に焦点を当てたいと思います。
アメリカの教科書と書いていますが、世界どこでも習うことなので、これから留学を考えている方は参考にしてもらえるのではないでしょうか。
試験が近くてそれどころではないという方には、試験が終わってからお読みいただけたらと思います。
英語の学習といえば、
単語・熟語を覚える、文法の勉強、試験のために問題集を解く、TOEICで満点をとる、英検1級に合格、留学のためにIELTS、TOEFLを受けるなどなど、最終目標が試験の点数を取るための勉強になっているのではないでしょうか
ある程度の英語力をつけるためには、
単語・熟語を覚える、文法の勉強、問題集を解く、というのは必ず必要です。
これをスキップして英語の上達はありません。
最初は地道な作業が続きます。
ある程度英語が読めるようになってきたら、問題集ばかり解くのではなく、新聞を読んだり、小説を読んだりして、英語をそのものの学習ではなく、別の知識を広げるために英語を用いるというようにしてききましょう。
つまりlanguage focus から contents focusにシフトするということです。
そこで、読みものとしても面白くて勉強にもなる本をご紹介したいと思います。
アメリカの小学校の教科書で英語を学ぶ(ペレ出版)
アメリカの教科書といっても、本当の教科書そのもので学ぶのではなく、各教科抜粋の内容です。
アメリカ(海外)の小学校では、この学年でこの内容を学んでいるんだ、ということがざっくりわかる内容ですね。
掲載の教科は社会・理科・算数・国語・その他となっています。
小学生が学習する内容なので、大人の学習者が見れば知っている内容だと思いますが、英語は彼らにとっては国語になるので、英語の学び直しを始めたばかりの学習者にはちょっと難しいかもしれません。
将来留学をしたいと思っている人は、ここに出てくることは内容は英語も知っておかないといけないですね。
留学する予定はなくても、英語を学び直している大人の方であれば、この本に出てくる内容は教養として、また使われている英単語はしっかり身につけておいた方がいいかもしれません。
現地の小学生と話をすれば、ここに載っていることは話題として出てくる可能性は大なのです。
日本語の訳もついているので、英語も学びながら各章についている練習問題に挑戦してみてはどうでしょうか。
CDもついているのでリスニングの練習もできます。
ドリル式 アメリカの小学校教科書で英語力を鍛える(朝日出版社)
こちらも同じく、アメリカの小学校では各学年でこんなことを習いますよ、といったことをざっくりまとめてあります。
こちらはドリル式と書いてあるように、アメリカの教科書の中身を引用しながら、英語の質問を読んで単語を書き込む、質問に対しての答えを選択、するといった形で英語力を鍛えるという感じですね。(日本語訳付き)
この本には長文はありません。
CDはついていません。
アメリカの中学教科書で英語を学ぶ(ペレ出版)
「アメリカの小学校教科書で英語を学ぶ」の中学生版です。
掲載されている教科は、歴史、数学、国語表現、理科です。
中学生の教科書になると、小学校の教科書と違って内容も出てくる単語もグッと難しくなっていますね。
教科の内容によっては、日本語でもわからないということもあるかもしれません。
しかし、小学生版と同じく、現地の中学生との会話ではここに書いてある単語も使って話す可能性は大いにあるんですよね。
なので、大人になって英語を学習するには、教養も深めていく必要があるのです。
この本の目的別使用法というのが書かれていて、英語の学習レベルに応じて、このように進めてみてくださいといった提案がされていますので、学習方法がわからない場合は参考にしてやってみるのもいいかもしれません。
CDもついています。
子供用百科事典 Scholastic Children’s Encyclopedia
学校の教科書ではなく、子供向けの百科事典になります。
子供用なので、内容も分かりやすく簡単な英語で書かれています。
興味のあるところからどんどん読んでいくと、
- 英語を読む練習 ➡︎ 単語量も増える
- 内容を理解 ➡︎ 教養も深まる、
という結果が待っています。
あくまで子供向けなので、もっと深く知りたい場合は大人用の百科事典、または専門書を読んでください。
番外編として
英語学習の初級者から上級者まで楽しめる、というよりあまりにも詳しいので、専門書としても利用できそうな辞典をご紹介します。
宇宙のことからキッチン用品、科学やスポーツ、人間の体の細かいところなどなど、いろんな物やものの部位の名称が英語でわかります。
そんなところにも名前があるんだ〜と思えるほどです。
「あれってなんて英語でなんていうんだろ〜」と思ったら、これを開いて絵を見れば自分の疑問に到達するんですよね。
ただ、ものすごくたくさん記載されているので、文字がかなり小さいのでちょっと見づらいかも。
物の名前なので、基本は名詞がずらりですが、各名称には説明がついているので、それを読むことで英語学習にもなりますよ。
※私の持っているものは最初のeditionですが、今はsecond editionのようです。
これ覚えたら、その分野の専門職につけるのではないかと思うくらいマニアックに詳しいです。
お子さんがいらっしゃる方も親子で楽しめるのではないでしょうか。
ちょっとお高いですが、それだけの価値はあります。
留学を考えている方にもおすすめです。
最後に
ご紹介した本は全てアメリカやイギリスの子供たちが学習しているものです。
これが読める子供たちはこのような内容の会話を、この本に出てくる英語を使ってするのです。
つまり英会話ですよね。
英会話というのは、本当はこういう会話のことだと思うのです。
少なくともこの内容をアメリカの子供たちと話ができるようになることを目指して英語学習をすれば、英語力だけでなく、知識も増えて教養も深まると思います。
英語の基礎を固めた後は
「英語を勉強する」のではなく、「英語で勉強する」
つまり language focus ではなくて contents focus ですね。
これが大事です。
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