こんにちは。Mugikoです。
大人の方に学び直しの英語を教えています。
英文法の5文型、中学生の時に習ったな〜、なんとなく記憶があるな〜、でも英語を学び直している今はどうしても理解したい!という人に向けて解説します。
5文型は、英語を外国語として学習している日本人が、英文法を理解しやすいように作られた学習用の型です。
これをきちんとマスターすれば、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングすべてがきちんとできるようになります。(個々の練習は別の問題になります。)
大人の英語を目指すには文法は必須です。
文型は第1文型〜第5文型までありますが、ここでは第1文型(SV)の作り方に焦点を当てて解説をしていきます。
英語の第1文型(SV)ってどんな文?
英語は日本語と違って、文章を作る場合(話す場合も)、必ず「主語」と「動詞」が必要になります。
これが英語の基本の基本です。
「主語」と「動詞」は常に意識するようにしましょう。
ここで解説する第1文型は、
主語(Subject)と動詞(Verb)で成り立っている文です。
つまり、S + V だけ。
目的語も補語もありません。
そんな文ってあるの? と思ったかもしれません。
いっぱいあります。
例えば、
The meeting ended at three in the afternoon. (会議は午後3時に終わった。)
The meeting が主語、そしてended が動詞。
at は前置詞なので、at 以降(右側)の文はメインの話を修飾している、つまり後づけの情報になるので文型には含みません。
見てわかるように、end には目的語(名詞しかなれません。)がくっついていないですよね。
➡︎ つまり、この文は S + V の第1文型
この文で相手に伝えたいこと(メインの内容)は、「会議が終わった」ということなのです。
それに続いて、おそらく聞き手が知りたいと思う情報として「午後の」「3時に」をくっつけているだけなのです。
と考えればわかりやすいと思います。
第1文型は、
➡︎ 自動詞を使うので、動詞の次に(右側に)目的語としての名詞はこない。
➡︎ 基本的に自動詞の次(右側)には前置詞や副詞が続く。
➡︎ 目的語がないので、自動詞は受け身(受動態)形にはできない。
第1文型(SV)の見つけ方
第1文型で使われる動詞は、ずばり「自動詞」です。
単語を辞書で調べた時に、「自動詞」、(自)(vi.)と書かれているものになります。
意味に「〜を」や「〜に」はつきません。
例えば、
『laugh』➡︎(自)① <人が>(声を立てて)笑う <<光景・話を>>(見て・聞いて)笑う…
と書いてあります。
laugh の意味は「笑う」ですね。
「〜を笑う」とは書いてありません。
こういうふうに「〜を」とか「〜に」とか書かれていない単語は「自動詞」です。
単語の意味に「〜を」「〜に」と書かれている単語は「他動詞」になります。
辞書で単語を調べるときは、そこも注意して見てくださいね。
自動詞には目的語がつかないので、「動詞で終わる」または「動詞の後に前置詞や副詞が続く」になりますね。
例)
・John came to my house and stayed for a month. | ジョンは私の家に来て1ヶ月滞在した。 |
主語は『John』、動詞は『came』と『stayed』
➡︎ どちらも動詞のあとに前置詞の『to』と『for』が続き、目的語はないので自動詞。
➡︎ 接続詞 and でつながっていて、動作をしている人が同じなので、後半の文の主語 John は省略されている。
・The Motor Show continues until the end of next month. |
モーターショーは来月末まで続く。 |
主語は『The Motor Show』、動詞は『continues』
➡︎ 動詞『continue』に続くのは前置詞『until』で、目的語はついていないので自動詞。
では、 これはどうでしょう。
・Would you listen to me for a minute? | ちょっと私の言うことを聞いていただけますか? |
⬇︎
主語は『you』、動詞は『listen』、「to」は前置詞ですね。(なので後ろは名詞の me。)
ちなみにwouldは助動詞、for a minuteは副詞句です。
第1文型は、
➡︎ 自動詞を使うので、動詞の次に(右側に)目的語としての名詞はこない。
➡︎ 基本的に自動詞の次(右側)に前置詞や副詞が続く。
➡︎ 目的語がないので、自動詞は受け身(受動態)の形にはできない。
これを覚えておいてくださいね。
(参照)ロイヤル英文法、英文法解説
まとめ
もっと詳しくいうと、完全自動詞、不完全自動詞というように分けられますが、特にこれを覚えなくても何も問題はありません。
覚えておくのは、【ポイント】のところでお伝えしたところです。
➡︎ 自動詞の次に(右側に)目的語としての名詞はこない。
➡︎ 基本的に自動詞の次(右側)に前置詞または副詞が続く。
➡︎ 目的語がないので、受け身(受動態)の形にはできない。
前置詞 toは to 不定詞と間違える人が多いですが、
前置詞の to は後ろに名詞が続きます。
不定詞の to は後ろに動詞の原型が続きます。
ここが、書かれている to が前置詞か不定詞かを見分けるポイントです。
ただし、to に続く単語が動詞か名詞かを見分けるには、やっぱり単語の品詞を覚えておかないといけませんね。
ざっと解説しましたが、参考にしていただければうれしいです。
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