【be動詞】の意味と使い方について解説します。ポイント押さえて使い方をマスターしよう!

英語学習

こんにちは、Mugikoです。

大人の方に学び直しの英語を教えています。

be動詞って普通の動詞(一般動詞)と何が違うの?意味は?使い方は?と思っている人に向けて解説しています。

be動詞って何?

be動詞の意味は?

be動詞の使い方は?

これらの疑問をわかりやすく説明していきます。

be動詞って何?

まず、動詞には

  1. be動詞( am、is、areやwas、were、beenなど)
  2. 一般動詞(playやgo、eatなど)

この2つのタイプがあり、それぞれ使い方が違います。

1つの動詞としてまとめて考えると混乱の原因になるので、区別して考えましょう。

➡︎ どちらにも「動詞」という言葉がついていますが、この2つは種類の違う動詞です。

➡︎ be動詞は be動詞を挟んで左右の内容をつなぐ「のり」のような役割をし、動作は伴いません

➡︎ 一般動詞は「のり」の役目はなく、通常は「動作」を表します。(一部be動詞と似た役割をする一般動詞がありますが、今ここでは考えません。)

➡︎ be動詞は「自動詞」です。※ここ重要です。必ず覚えてください。

このように役割が違うので、意味も使い方も違うということを覚えておきましょう。

be動詞の種類

⬇︎ be動詞は全部で7つ。これだけです。⬇︎ これ以外は一般動詞になります。

原形 (主語) 現在形 過去形 過去分詞
  I am was  
  you are were  
be he /she is was been
  we      
  you are were  
  they      

主語が変わるとbe動詞も変わりますが、重複している部分があるので全部で7つ。

すらすらっと出てくるまでは、この表を常に頭に思い浮かべて文を作ります。

過去分詞は使い方が特殊ですが、最初はとにかくこの表を頭に入れましょう。

be動詞の意味は?

be動詞に訳をつけるとき、基本は「〜です。「〜だ。」という意味になります。

過去形になると「だった。」ですね。

動詞は、名詞(ものの名前)とは違って、

たとえば、chair → イス、とか English → 英語、のように英語と日本語の意味がいつでもピッタリ同じというわけにはいきません。

動詞の英単語の意味が表している動作や状態を、便宜上似たような意味の日本語に当てはめているだけなのです。

初級のうちは辞書通りでも構いませんが、だんだん上達していくと、辞書の意味をそのまま当てはめるのではなく、文全体を見てピッタリ合う言葉にしていかないと変な日本語になってしまいます。

※辞書に載っている例文が参考になります。

・My name is Tom. 私の名前はトムです。(Tomは名詞)

・Steve is sick.  スティーブは病気(の状態)です。(sickは形容詞)

・I am hungry. 私はお腹が空いている(状態です。)←「です」は書かれていない。
(hungryは形容詞)

・Kate is downstairs. ケイトは下(の階)にいます。←「です」ではない。
(downstairsは副詞)

・Your meal is already on the table.  食事はもうテーブルに出ています (あります。)
(on the tableは副詞句)

※副詞句 ➡︎ 前置詞+名詞のかたまりで、副詞と同じく動詞や形容詞、副詞、文全体を修飾します。

be動詞は、名詞、形容詞、副詞、副詞句などの品詞とつながります。

まずは基本的なことを覚えましょう。

be動詞を使った文は5文型のうち、第2文型(SVC)になります。

》》第2文型(SVC)の説明はこちらをご覧ください。

※ここではすべて現在形で書いていますが、過去形は太字の部分が was または were になります。(主語によって変化します。)

➡︎ be動詞の後ろ(右側)が名詞なら、主語とその名詞はイコールで表せます。

➡︎ be動詞の後ろが形容詞なら、主語はその形容詞の状態(様子)です、という意味になります。

➡︎ be動詞の後ろが副詞(句)なら、主語は「a) 場所 b) 時 c) その他(内容による)」です、あります、という意味になります。

それ以外の使い方もありますが、まずはこの使い方を覚えましょう。

※単語は意味だけでなく、品詞も一緒に覚えることが大事です。
品詞を覚えておくと、文法上の決まりを理解しやすくなります。

早い段階で覚えておくと、後で大いに役立ちます。

be動詞の使い方は?

be動詞は疑問文や否定文を作るときに doやdoesまたはdidを使いません。

be動詞そのものを使って作ります。

そこが一般動詞の疑問文、否定文の作り方と違うところです。

be動詞と一般動詞をごちゃ混ぜにして「動詞」として覚えると、疑問文や否定文を作るときに間違えてしまうので、別のものとして考えましょう。

肯定文(普通の文)の作り方

・I am cold.  (I’m cold.)   (私は)寒いです。

・You are 32 years old. (You’re 32 years old.)  (私は)32歳です。

・Your keys are on the table.  (あなたの)鍵はテーブルの上にあります。

      ↑

もし鍵が1本だったら、
・Your key is on the table.  (あなたの)鍵はテーブルの上にあります。

このようになります。

英語は数に細かいので主語が単数か複数かで be動詞は変わりますし、補語の名詞も単数、複数と使い分ける必要がありますが、日本語訳には違いがありません。

その点は注意が必要です。

これらの文はすべて第2文型になります。

》》第2文型(SVC)の説明はこちらをご覧ください。

➡︎ be動詞は主語によって変化します。

➡︎ 主語が単数形なら is / was、複数形なら are / were になります。

➡︎ 英語は数に細かいので、適当に言うと相手の誤解を招くので気をつけましょう。

疑問文の作り方

【疑問文】

Are you cold? (あなたは)寒いですか?

Are you 32 years old? (あなたは)32歳なんですか?

Are my keys on the table?  僕の鍵、テーブルの上にある?(ですか?)

Is my key on the table?   僕の鍵、テーブルの上にある?(ですか?)

➡︎ doもdoesも使いません。

➡︎ 主語とbe動詞と順序が入れ替わっただけです。

否定文の作り方

・I am not cold. (I’m not cold.)  (私は)寒くないです。

・You are not ( aren’t ) 32 years old.  あなたは32歳ではありません。

・Your keys are not ( aren’t ) on the table.  鍵はテーブルの上にはありません。

→ Your key is not ( isn’t ) on the table.  鍵はテーブルの上にはありません。

➡︎ 否定文でもdoもdoesも使いません。

➡︎ be動詞の後にnotをつけるだけ。

➡︎ 会話では省略形を使うことが多いです。
(論文やエッセイなどを書くときには使ってはいけません。)

疑問文も否定文もすべて現在形で書かれていますが、

過去形にするときは、太字の be動詞が was または were になります。(主語によって変化します。)

まとめ

ざっと簡単にbe動詞の意味や使い方の解説をしました。

「be動詞」と「一般動詞」は動詞でも別のものとして考えてください。

英語学習の初級の方の中には、疑問文や否定文を作るときは doやdoesを使う、と覚えてしまっていて、be動詞と混ぜて使うことが結構あります。

be動詞が使われている文章で疑問文や否定文を作るとき、一緒に doやdoes は使いません。

いかがでしょうか、参考になりましたでしょうか?

あとは例文を参考にしたり、問題を解いたり、本を読んだりして慣れていく必要があります。

そのためにはたくさんのいい文章に触れることが大事ですね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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