こんにちは、Mugikoです。
大人の方に学び直し英語を教えています。
英語を学習している人は少なくとも何かの辞書は使っていると思いますが、ネットで簡単に調べられるからか、高校生や大学生でもちゃんとした辞書を使っていない人が結構いるんですよね。
英語を勉強するならやっぱりちゃんとした辞書は使ったほうがいいですね。
今はスマホの辞書アプリを使う人が多いので、重い紙の辞書を持ち歩くという人はきっとほとんどいないと思いますが、自分が使っている辞書はどんな感じなのかをご紹介したいと思います。
紙の辞書のメリット
・引きたい単語だけを調べるのではなく、開いたページの中で目に入った気になる単語もついつい見てしまい、何度も見てると自然に覚えてしまったりする。
・また調べたい単語に到達するまでにページをめくって、手を動かし目を動かすことで、記憶にも残りやすい。
・何度も調べていると、あのページのあの単語の斜め上にはこんな単語が書いてあったな、と記憶も残る。
・使い込んでいくと勉強した感が残る。
紙の辞書のデメリット
・なんといっても重い。スマホに入れていつでも持ち歩けるアプリと比べると比較にならない。
・アプリのように調べたい単語がすぐに出てこない。
・音声が出ない。発音記号で読む必要があるので、正しい発音かどうか不安になる時がある。まず発音記号を覚えないといけない。
私が子供の頃は、全て発音記号で読まなければいけなかったので、発音記号を見ればほぼ発音はできます。
この際、覚えてみるのもいいかもしれませんよ。
手持ちの英英辞典の中身を比較してみました。
現在私が持っている紙の英英辞典は10冊ほどあります。
その中から学習者の中級・上級の方が使うのにおすすめのものをご紹介します。
版は最新のものではないものもありますが、辞書が丸ごとそっくり別のものみたいに変わるということはないと思いますので、紙の辞書も買ってみようかなと思ってる人はそれぞれの特徴を参考にしてみてください。
ちなみに英英辞典は英和辞典と違いますので「単語=意味」ではなく、単語の定義が書かれています。
日本人が国語辞典を引く感覚と同じ、つまり英語ネイティブにとっては国語辞典ですね。
日本語の意味と英語のニュアンスの違いを調べるには英英辞典はとても役に立ちます。
間違った使い方をしないよう、意味があいまいな時は英英辞典を調べてみてください。
「なるほど、そうか」と思う時があると思います。
Oxford Advanced Learner’s Dictionary(オックスフォード現代英英辞典)
これは英語学習者中級レベル以上の人ならみなさん知っているのではないでしょうか。
学習者用の英英辞典なので、優しい英語で書かれていて説明もとてもわかりやすいです。
最初に使う英英辞典としておすすめですね。
いうまでもなくOxford University Pressの辞典なので信頼もおけます。
この辞典の中身はこんな感じになっています!
現在は第10版が出ているので、今のものとは少し違いますが(↑こちらは7版)、大きな違いはなさそうです。
この辞書はカラー刷りなので各ページのところどころに描いてある挿絵もカラーです。
真ん中には紙質の違うカラーのページがあり、学習者が楽しんで学習できるようになっています。
具体的な単語数というのが見つからないので単語のみだと数がわからないのですが、アマゾンの出版社からのコメントのところを見ると、第7版では総項目数183,500語ですね。
第10版は228,000以上の見出し語、派生語・成句など収録とあるので、総項目数は増えているようですね。
単語の定義はthe Oxford 3000 と言われる3000語で定義されています。
この3000語は単に簡単な単語というのではなく、有用性を考えて選択された3000語なので、すぐに使える、役に立つ単語で説明されているということになりますね。
そういう意味でも、この英英辞典は学習者の方におすすめできます。
携帯性を考えるとアプリもおすすめです。
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Concise Oxford English Dictionary(12th edition)
これはあのOED(オックスフォード英語大辞典)をもとに作られた辞書で、OEDに比べると名前の通りコンサイスですが、百科事典並みに重いです。(ハードカバー)
240,000以上の単語やフレーズ、意味が掲載されていて、当然、Oxford Advanced Learner’s Dictionary (OALD) に載ってない単語も載っています。
単語の説明はやはり優しい単語で書かれているOALDの方が断然わかりやすいですね。
学習者によってはこっちだと説明に使われている単語がわからないからそれも調べないと、ということも起きるかもしれません。
ちなみに地名や人名は記載されていません。
この辞典の中身ははこんな感じになっています。
上述のOALDとは違い白黒の2色ですね。
単語は太字のゴシック体のような文字で、白い紙にくっきり見えて、さらに文字もぎっしり詰まっていないので、結構見やすいです。
どちらかというとOALDの方が文字がぎっしり詰まっている感じがします。
まあ、わかりやすく丁寧に説明すると文字数が増えるのは当然なのですが…。
英語を使った仕事をしている人にもおすすめできる辞書ですね。
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Oxford English Mini Dictionary (8th edition)
この辞書もOxford English Dictionaryなのですが、他とちょっと違うのはタイトルにもあるようにミニサイズです。
ほんとに手のひらに乗るくらいの大きさで、とても可愛らしい辞書なのですが、90,000語も単語、フレーズ、定義が掲載されていて、小さい分、意味も最小限に的確に書かれています。
発音記号などは載っていないので、ある程度英語ができる人でないとちょっと難しいかもしれません。
ささっと調べたい時にそばに置いておくとほんとに便利なので可愛さも含めて結構気に入っています。
LONGMAN Dictionary of Contemporary English (6th Edition)
私が持っているのは第5版ですが、今一番新しいのは第6版のようですね。
230,000語、フレーズ、意味、165,000の例文、65,000のコロケーション他は基本的に5版も6版もあまり変わりがなさそうです。
ただ、新しい版の写真や挿絵は変わっているようですし、中身も改良されています。
第5版はROMがついていましたが、第6版はOnline Dictionaryに変わっているみたいですね。
この辞書の中身はこんな感じです。
カラー刷りで単語が青い文字で書かれているところは、オックスフォードの現代英英辞典と感じが似ていますね。
ところどころに描かれている挿絵もカラーで、覚えておいた方がいいコロケーションやシソーラスが四角く囲まれて書かれているので、見やすいですし、わかりやすいです。
単語の定義は普通によく使われる単語2000語を使って書かれているようなので、OALDよりもよりわかりやすく、こちらも英英辞典を初めて使う学習者におすすめです。
iPhone版アプリ↓
Android版は見つかりませんでした。
まとめ
手持ちのオックスフォードの辞典とLongmang現代英英辞典をご紹介しました。
私はオックスフォードの辞典が好きで、アプリもオックスフォード現代英英辞典のアプリを落としています。(昔は買い切りだったのですが、今はサブスクリプションになっているのが残念。)
おすすめとして紹介しましたが、自分の使い方にあったもの、自分の好みで選ぶのが一番いいと思いますので、選ぶ際の参考にしてもらえたらと思います。(他にもいろいろあります。)
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