初心者と中級者のIELTS対策用テキストとして使っているものをご紹介します

ここではIELTSを学習する上での総合的なテキストをご紹介したいと思います。
私が初心者、中級者の方(スコア5.0〜6.0くらいの方)を指導する際に、実際に使っているテキストです。日本で出版されたものではなく、海外のテキストのみを使用しています。

海外で出版されている英語だけで書かれているテキストは、最初はみなさん少し抵抗があるようなのですが(わからない単語が普通に出てくるので、調べる頻度が多くなる、英語ばかりでたくさん書かれていると圧倒されて読む気がなくなる等という理由で)、使用しているうちにだんだん英語を見ることに抵抗がなくなってくるので、リーディングの力が付いてきます。合わせて文の中で単語も覚えていくし、さらに多少単語がわからなくても前後から推測して意味を取ることができるようになっていきます。ほとんどの方が同じ感想を言われます。

さらに海外で出版されているものなので、英語が自然です。(ただし解答がたまに間違っていたり、誤字などがあるのが少々気になるところですが…。)
日本で出版されているもの(日本語のもの)は英語の文章が不自然であったり、変な英語も時々見かけます。
それを言うと決まってネイティブがチェックしてるのにとか、ネイティブが監修しているのにとか言われる方がいますが、日本人でも全ての人が日本語のプロフェッショナルではないのと同じように、本当にその道のプロのネイティブがチェックしているのか怪しいところですね。

それではテキストをご紹介したいと思います。

Complete IELTS Band 4-5 (Cambridge University Press)

コンプリート IELTS バンドスコア4-5

リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの全てが学習できるように作られてる問題集です。レベルは4〜5。レベルだけみると簡単かなと思いますが、全て英語で書かれているので、英語に慣れていない人には最初はちょっと難しく感じるかもしれません。リーディングも難しい単語は使われていないし、IELTSの学習の取っ掛かりとして使用するのはいいと思います。リスニングも初心者向けにスピードはゆっくりです。ただ基本はイギリス英語やヨーロッパの英語なので、スピードはゆっくりでも慣れるまで聞き取りにくいかもしれません。でもコツコツと続けて問題を解いていけば必ず力がつくと思うのでオススメです。
カラー刷りなので結構楽しくやっていけます。

スピーキングとライティングはこの本だけでは足りないと思いますし、一人学習だとある程度までいくとそれ以上は伸びません。やはりIETLSをきちんと指導できる人に見てもらうのが一番いいのですが、こう言う風に話せばいいのかとか、まずはこう言う風に書けばいいのか、と参考になることが書かれていますのでまずはIELTSの試験を知る、IELTSの英語に慣れるにはいいと思います。

問題集の最後に、Speaking Reference, Writing Reference, Language Reference, 各セクションの Words Lists, Practice Test, Recording Scripts, Answer Keys がついています。

紙質はつるつるした丈夫な紙です。薄いシャーペンだと直接書きにくい感じです。

Complete IELTS Band 5-6.5 (Cambridge University Press)

コンプリート IELTS バンドスコア5-6.5

上でご紹介したBand 4-5 の1つ上の本になります。
当たり前ですが少し難しくなります。とはいえBand 4-5 をクリアできれば進んでいけます。
Band 4-5の本が済んだら、この本を使ってもいいですし、このレベルの本は他にも色々あるので、別の本を使ってもいいかもしれません。
参考までにご紹介します。

BARRON’S IELTS Practice Exams

バロンのIELTSプラクティステストです。

この本はIELTSの本番のテスト形式で模試が作られており、本番のテストはこんな感じなのかというのが大まかにわかると思います。4技能の模試がアカデミックモジュールで6つとジェネラルモジュール(リーディングとライティング。リスニングとスピーキングはアカデミックモジュールと同じ)6つからできています。

他の模試タイプの問題集と比べると問題自体は比較的簡単な感じがしますので、最初の模試タイプの問題集としてはオススメです。解けると自信もつくので、数をこなして問題のパターンを知るにはいいんじゃないかと思います。
高いスコアを目指す人(6.0〜7.0くらい)は、この問題集だと8割くらいは正解した方がいいですね。これで5〜6割くらいだとスコアは5.0〜5.5くらいのような気がします。

各テストの後ろには、それぞれ Answer Key と Answer Explanation がついており、本の一番最後に Audio scripts for listening part というのがついています。

紙質はざら半紙のようで、とても破れやすいです。雑に扱うとすぐびりっと破れます。

The Official Cambridge Guide to IELTS for ACADEMIC & GENERAL TRAINING(Cambridge University Press)

ケンブリッジのIELTS公式ガイド(ケンブリッジ大学出版局)の本になります。

模試テスト7回分と General Training 用の問題2回分が付いています。
本の最初にListening skills, Reading skills, Writing skills, Speaking skills がついていて、それで各セクションについて細かく練習できます。それに続いて模試テストがあります。解答にも簡単に説明が書かれています。本の後ろに、Recording Scripts とAnswer Key がついています。

Barronの問題と比べると、問題自体は難しいように感じます。実際に生徒さんにやってもらっても、Barronで高い得点が出ても、こちらでは点が下がる傾向にありますね。(この本、ちょっとごちゃごちゃして、なんとなく見にくいと思うのは私だけですかね。)しかし、ケンブリッジの公式ガイドとあるくらいなので、きっちりやっておくのもいいかと思います。

本についているのはCDではなくDVD-ROMになりますので、ちょっと使いにくいです。
最初の Listening skills のパートには番号が払底あるのでわかりやすいのですが、模試の問題のListening には番号がないので、トラック番号を探すのが難しいです。

Speaking skills のパートにはビデオがついているので、DVDのビデオを参考にスピーキングの練習ができます。

紙質は先に書いていますComplete IELTSのものとよく似た感じで、つるつるの手触りです。薄いシャーペンだと少し滑ってなんとなく書きにくい、といった感じの紙ですね。

Practice test for IELTS (Collins)

プラクティステスト for IELTS (コリンズ)です。

この本は、最初に各セクションのStrategies for successというのが載っています。
それぞれこういう風に学習していきましょう、という戦略ですね。その後にTest が4つ、ジェネラルトレーニングテストA と B というのが2つあります。問題はやはりBarronsと比べると難しい感じがします。

最後にmini-dictionary, Audio script, Answer key がついています。
紙質は分厚い上質紙みたいな感じです。書き込みはしやすいと思います。

Cambridge English OFFICIAL IELTS 13 ACADEMIC with Answers

IELTS公式問題集(ケンブリッジ大学出版局・ケンブリッジ大学英語検定機構)

こちらは皆さんもよくご存知の公式問題集です。現在は最新版の14が出ていますので、こちらは一つ前のものになります。14は表紙が新しくなったみたいですね。
こちらはアカデミックモジュールのものになりますので、ジェネラルで受験される方はジェネラルトレーニングと書かれた別の問題集を購入してください。

内容ですが、テストが4つ収録されていて、最後にリスニングのAudioscripts、リスニング、リーディングのAnswer Keys、ライティングタスクのサンプルアンサーがついています
上にご紹介したコリンズの問題集と雰囲気が似ています。

模試タイプの問題集は解説などやステップバイステップの問題などが載っているので結構分厚いのですが、この問題集は本当に模試だけが載っているので思いの外薄くてちょっと驚きました。
コリンズの問題集もどちらかというとこの公式問題集に似ているので薄めです。
紙質の感じもよく似ています。

こんな感じです。アマゾンやネットで見ていた時はもっと分厚いものだと思ってました。

公式問題集ですので、最終的にはこれをしっかりやっておくことは大事だと思いますが、先にご紹介した模試タイプのものも繰り返して学習すれば、少なくともリーディングとリスニングは高い点数が出るのではないかと思っています。

他にこんなのもあります。

McGraw-Hill’s IELTS

使ったことはないのですが、アカデミックテストが4つとジェネラルトレーニングテストが1つ入ってます。
表紙を見てみると、経験のあるIELTS試験官による段階を踏んだガイダンス、とあります。
各セクションのスキルを伸ばすための練習。
知っておくべき単語とスペル。
と書いてありますね。Chapter別に各セクションの説明がされているようです。そして最後にテスト。
そのテストをやる前に丁寧に各セクションを学習しましょう、といった感じの本ですね。

紙質はBarronsの紙に似ています。破れやすそうです。

目次の一部

以上、いろんなテキストのご紹介でした。
学習する上で、自分にあったテキストを見つけることも大事です。
まずはそこから始めて、次へ進んで行けばいいと思います。なんども同じ問題集をやり込むのもいいと思いますが、はっきり言って飽きます。
ただ洋書の問題集は値段が高いので、何冊も購入するのは大変だと思いますので、ステップバイステップの解説がついたものを1冊丁寧に解いて、そのあと公式問題集をやるのもいいかもしれません。

ご紹介したのはあくまで IELTSのテスト対策用のテキストです。
本当に英語力がつけば、どんな問題集だって解けるようになります。
まずは自分に合ったものを見つける参考にしていただければと思っています。

コメント